月照無眠

但实际是做些什么,到现在还是不懂……。

インターネットストーキング

自宅の窓から虹とか夕焼けだとか撮影しSNSにアップすることで、そこに写りこんだ建物などから自宅の部屋番号まで特定することができる(からやめておきなさい)、などと言われている。

 

ところで講談社ブルーバックスの『マックスウェルの悪魔』という本のカバーソデに著者都筑卓司氏についての紹介文があるが、

 

国内の写真なら、一目見て何県何市のものであるか即座に当てるのも氏の特技の一つである。

 

とある。

マックスウェルの悪魔』という本は高校生のときに物理の教師のすすめで買って読んだ本なのだが、そんなこと本当に可能なのか? というのは以来ずっと引っかかってたことではある。

 

しかし、都筑氏ほどでなくても、インターネットの地図やストリートビューなどを駆使すれば、何県何市どころか物件名まで知ることができるようなのだ。

 

というわけで試してみた。

実は試しに試してみたくて試したのではなく、あるTwitterアカウントの人がしきりに引越しして良かった的な投稿をするので、どこに住んでるのか本気で知りたくなってしまったからなのだが。

 

容易だった。

でもTwitterのテキストだけ(近所に公園があるとか)では全くわからず。Instagramに頼った。集合住宅の外廊下の写真、室内、公園、自宅から最寄駅の道中と思われる写真、などいろいろと手がかりはあったが、最初は何から手をつけていいかわからなかった。よく見ていくと特徴的な建造物があり、それを文字にして(「茶色いくてツタがからまったビル」みたいな)画像検索したら、当の建造物について触れたぶろぐがあり、それにより最寄駅がわかった。

そこから後は異常に早く、賃貸の集合住宅だからその駅の賃貸情報を見て、Instagramで見てすでに知っている外廊下や室内のデザインと同じ物件を探せばよく、すぐに見つかった。物件名がわかればストリートビューでその建物の周りを回り、窓からの景色の写りこみをヒントにすれば何階のどの窓、というのもわかりそうなところまでいった。

30分かからなかった。

 

Instagramといえば、以前は写真を地図に表示する機能があって、多くの人の自宅所在地を知ることができた。あれは危険だった。

 

インターネットストーキングはじめるとなんか異常に集中してしまい、快感が伴っていると言ってもよいくらいだった。公開していないし、知られては不都合だろうというものをあえて追求するというところにのぞき見趣味というか、全くもって悪趣味でしかないきもちよさがあった。なにかこうアドバンテージを握れるといったようなところに快感があるのかも。弱味を握りたいみたいな。

 

今回私が住所を知ってしまった人とは全然面識もなく、一方的に読んでるだけなのだが、今後万が一実際に交流することになったら、白々しく「どこにお住まいなんですか?」とか聞くだろうなとは思った。